■シンタックス・ブロードバンド・サービス(SBS)とは?

「シンタックス・ブロードバンド・サービス(SBS)」は、ブロードバンド向けコンテンツを顧客に提供したい企業・団体(法人)向けの幅広いサービスを総称したものです。コンテンツの収録&ライヴ中継から、エンコード、配信専用サーバー、著作権処理を含むコンサルティング、WEB制作やシステム構築、EC決済システムによる課金の実現まで、川上から川下までの流れをフォローしていることにご注目下さい。企業のブロードバンド事業化を支援・代行するオールインワンのソリューションではありますが、お客様のニーズに合わせて、各メニューごと必要なものだけを適時選んでご利用いただくことも可能です。
本サービスは、高品質の動画配信が可能なほか、インフラコストを最小限に抑えつつ、コンテンツ・プロバイダーへのホスティングだけに止まらない「シェア料金モデル」を備えていることが特徴です。お客様のブロードバンドビジネスを軌道に乗せることを最も重視していることをご理解下さい。
例えば、一般的なブロードバンド向けコンテンツ(標準512Kbps、320×240ピクセル)のエンコード費用は1作品1時間もので3万円前後から、多大な同時アクセスに対応するために配信専用サーバーを使うケースでは1作品1時間もので月間利用料4.5万円からご利用いただけます。

SBSの内容とその特徴

【廉価なコストでブロードバンド事業を始めることが可能に】

映像コンテンツ及び音声コンテンツのエンコード

ストリーミング(※1)配信するには、まずコンテンツ素材をエンコードしてデータ化する必要がありますが、映像・音声とも、最新ヴァージョンの「Windows Media Technology(WMT)」と「RealSystem」の双方の技術に対応可能です。いずれも、パソコン等でのエンコード作業よりも遙かに高品質なプロ用エンコード処理技術を用いて、廉価にて本格的な配信用データの作成を代行いたします。
別途、ナローバンド向けのビットレート(bps)でエンコードを同時に割安料金で行うこともできますし、ダウンロード配信向けにMPEGやJavaファイルでエンコード対応することも可能です。
お客様に既存コンテンツがある場合、それらの作品を弊社にお持ち込みいただくだけですが、次のような様々な持込媒体にも対応しています。尚、各容量ごとのエンコード料金など、詳しくはこちらをご参照下さい。

 映像媒体: VHS/S-VHS/DV/DVCPRO/DVCAM/β-CAM/DIGITALβ-CAM対応のほか、D2も別料金で可能
 音声媒体: カセット/CD/MD/DAT対応

配信専用サーバーの提供で多大な同時アクセスにも対応

インフラ投資なしで、かつコンテンツを配信専用サーバーに置くだけで、多大な同時アクセスが予想されるブロードバンド対応サービスがすぐ実現します。これはASP(※2)として提供するものであり、かつお客様の現在のWEBサイトに負荷を掛けないためのダウン防止処置でもありますが、同時アクセス数が少ない段階では配信専用サーバーを利用せずに既存のWEBサーバーにコンテンツを収納することも可能です。また、ストリーミング(※1)、ダウンロードのどちらの配信形式でも設定できます。
SBSの配信専用サーバーを使えば、動画コンテンツ及び音声コンテンツにおいて「ビデオ・オン・ディマンド(VOD)」または「リアルタイムのライヴ中継(生放送)」形式のストリーミング配信が可能になります。そして、この配信専用サーバーにコンテンツを収容すれば同時アクセス2千〜3千人が可能になり、さらに提携ISP企業(協力ISP、ADSL事業者、FTTH事業者等の主要ブロードバンド対応企業)のキャッシュサーバーを活用した分散処理を行えば、ストリーミング品質の向上と約15万人規模の同時配信を実現化します。この分散処理は、CDN(Content Delivery Network)と負荷分散装置が合体した形での独自の複合サービスで実現するものです。通常、CDNサービスは、手続きやHTML&DNS等の書き換えなどが煩雑だったり、別途かなりのコストが掛かる傾向にありますが、SBSではそれらの負担を全く感じずにご利用いただけるようになっています。また、下記の図(シンタックス・ブロードバンド・サービスの仕組み)もご参考下さい。尚、ご利用料金など、詳しくはこちらをご参照下さい。

映像収録からライヴ中継(衛星中継を含む)までをフォロー

実績豊富な大手映像系会社との業務提携により、映像の収録から中継業務までも含めた、ブロードバンドに最適なライヴ中継(生放送)の実現もお約束します。いずれもストリーミング配信を前提に「単体イベント中継」「定常イベント中継」「衛星中継で伝送するケース」ごとにサービスメニューをご用意しています。尚、ご利用料金など、詳しくはこちらをご参照下さい。

シンタックス・ブロードバンド・サービスの仕組み

【4つの付加価値】

ビジネス実現のためのシェア料金モデル

これは、お客様が有料のブロードバンドサービスを行う場合、その売上全体に対するシェア料金または配信専用サーバー料金のいずれか高い方をお支払いいただく仕組みです。例えば、ブロードバンド事業開始段階でコンテンツ収入などが少ない場合は、配信専用サーバー料金だけのわずかな負担で、ブロードバンド市場への参入が可能になります。
私たちは、新しくブロードバンド向けコンテンツ配信ビジネスをスタートさせたい企業・団体(法人)のために、お客様の初期負担を極力軽くすることを配慮して、このプロフィット・シェアモデルをご用意した次第です。
お客様のサービス提供が無料だったり、同時アクセス数が少ない段階で配信専用サーバーを利用しない(例えばエンコードのご依頼だけの)ケースでは、このシェア料金は発生いたしません。
詳しくは、インキュベーション・プログラムとしての「有償コンテンツ配信ビジネス実現のための料金表」をご参照下さい。

総合EC決済サービス「EC-Gate」でコンテンツ課金も可能に

ブロードバンド向けのWEBサイト制作やシステム構築など、ワンセットでのサービス提供

ブロードバンド事業のコンサルティング(著作権処理含む)、ビジネスパートナーとしての対応

ブロードバンド事業の有償コンテンツ課金に関しては、弊社のASP(※2)サービスであるEC決済システム「EC-Gate」との連携も推奨いたします。また同時に、サーバー提供も含めたWEB構築及びコンサルティング会社として、戦略〜システム〜デザインの側面で包括的なソリューションを提供できるところが私たちの強みです。ブロードバンド時代における企業戦略からWEBサイト等の企画・制作・更新・運営面においても、ワンセットで弊社に委託することでお客様のコストパフォーマンスを最大化することができます。
さらに、eビジネスに関する企画や各種コンサルティングなどのビジネス対応能力で、システム構築においても柔軟な対応と、より効率的なアウトソーシングを実現いたします。特に私たちは、音楽・映像などのメディア業界における長年の調査・研究、事業開発コンサルティング、著作権処理などの実績から、これらの問題においてもお役に立てることを願っています。
詳しくは、こちらをご参照下さい。オンラインでの課金を実現する「EC-Gate」に関しては、専用ページのこちらをご参考にしていただければ幸いです。

※1 ストリーミングとは、WEBサーバー上にある動画や音声を受信しながらリアルタイムで順次再生していく技術を指します。ダウンロードが終わるのを待たずに再生が始まるほか、再生したデータが保存されないため二次利用される恐れもなく、データ容量の大きな動画配信などに適しています。これにより、テレビやラジオの生放送や国内外での演奏・スポーツ中継なども、インターネットでリアルタイムに見ることが可能になりました。ブロードバンド化が進むことでこのストリーミング配信の市場が大きく発展することが予測されています。
※2 ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)とは、インターネットを通じてユーザー企業にシステム利用やサービス等を時間貸しするビジネスのことです。この形態のサービスを利用することで、大規模な事業展開でも初期投資リスクなしに、廉価な月間料金で、ブロードバンド事業をすぐ開始できるようになります。


Copyright © 1996-2004 SYNTAX Inc. All rights reserved.
E-mail:webmaster@syntax.co.jp
≫文字サイズ 【 | 標準 |

シンタックス・ホームページに戻る